マイストーリー
〜梅仕事から梅道(うめどう)へ〜
梅と関わる時間を持つことは
人生に生きる力と喜びを与えてくれます
梅仕事を丁寧に
そうすれば
梅仕事は
作業ではなく
「道」
となるのです
『杉田梅との出会い』
私が梅に惹かれる大きなきっかけになったのが小田原下曽我にある「あすなろファーム」の「杉田梅」との出会いでした。「梅に衝撃を受けた」と言うとほとんどの方が「味」に関することだと思われると思いますが、そうではありません。
それは2022年の初夏、ジャムにした杉田梅を一口食べたときのことです。梅が育つ過程で見てきた(と思われる)季節の風景が、巻物のような動画が私の体内で再生され、その様子が見えたのです。
映像の視点は人間が記録した第三者的なものではなく梅そのものからの視点でした。梅がどのような感じの場所で夏、秋、冬を超え、春に花を咲かせ、初夏に結実したか。見えたのは、梅が見てきた四季の移り変わりの様子でした。
「梅の記憶が私に中に入った」とも言えるこの体験はとても衝撃的なものでした。「この梅は一体何なのだろう?」知りたいという思いが湧いてきました。
この衝撃的な感覚の出処がどこにあるのかどうしても知りたくなり、翌年の2023年に小田原の梅園を訪れました。これをきっかけに、定期的にこの梅園に通って手伝うようにもなり、現在も梅に関する経験を積み重ねています。
『梅を通して地球とつながる』
私は、いい梅を体内に取り入れるとスッキリと憑き物が取れたような感覚がします。これは神道の「祓え」に近い感覚です。さまざまな効能のある梅ですが、物質的な食べ物や栄養素と言うより「エネルギー」や「プラーナ」という言葉のほうがしっくりきます。また、自然の時間の流れの記憶を保持している梅を体内に取り入れることで、自分と地球や宇宙全体とのつながり(循環)を確かに感じることができる気がしています。つながりを感じることで環境や風土などへの関心や愛情も芽生え、結果として社会問題の解決への意欲や行動、結果へつながると思います。
『伝承と自立の梅仕事』
梅干し作りなどの梅仕事は、ずっと昔から日常的に脈々と続けられてきたものでもあります。私も母の梅干しを作る姿を見ながら育ち、自分でもやってみようと思ったのは自然な流れでした。このように母から受け継ぐものもあったと同時に、心の面では別の側面でのさまざまな気づきがあり、梅仕事を通じて本当の意味での「親離れ」のプロセスを体験するということになりました。
『梅は人を救う』
梅干し作りを通じて「自分の命を自分で育むことができる」ことを実感し、そのことが「生きることに対する確かな自信の種」となりました。かつてない大きな変化の渦中にある今の時代において、この感覚はとても大切なことだと思います。
全てを説明できるような論拠はありませんが、大きな確信を持ってわたしは「梅は人を救う」と真剣に思っています。日本人の精神と肉体、心と身体に大きな影響を与え、共に生きてきた梅。いま改めてこの存在に光を当て、生活に取り入れることの楽しさと、確かさと、喜びを多くの方と共にしたい。そんな思いから「生きる力と喜びの梅仕事〜梅道(うめどう)わくむすび にっぽん」としての活動を始めることにしました。
梅を通して
新しい世界を
創るつなげる
令和5年8月吉日
わくむすび にっぽん
香取梅道研究所 主催
梅道家
わたべさとえ(渡部里枝)
(おまけ『屋号について』)
屋号の一部である「わくむすび」という言葉は、私の産土神である「和久産巣日神(ワクムスビノカミ)」のお名前をお借りいたしました。穀物の生育を司る神として信仰され、伊勢神宮外宮に鎮座する食物神、豊受御大神(トヨウケノオオミカミ)の親神とされています。